私の怒涛の悪態を歯牙にもかけず、ベリアルは顎に長い指を添えた。


「照れんなよ。別にいいじゃねぇか」


「よくないっ!」


「いいやつっぽいし。おれには負けるがなかなかの顔してんじゃねえか」


おっベリアルが人をほめた。まあそれほどの魅力を樹君は持ってるってことだけだけどね。


「んで、告白はいつするんだ」


「………はい?」


「だーかーら!いつプロポーズするんだって言ってんだよ!耳にタコでもできてんのか?」