あくまで天使です。



「あれがてめぇの愛しのイツキ君か」


「………ごふっ!」


チャーハンをのどに詰まらせ呻く。


「あたりだな。まっ同姓同名ってのがいるとは思えなかったが」


苦しむ私を一瞥し、彼はラーメンの汁を啜った。


何とか一命を取り留め、水でのどにへばりついた米粒を流してから、まくしたてる。


「きゅっ急に何言ってんのよこのバカ!死ね!KY!」


「そうか………あれがねぇ」