ベリアルの奇跡のホームランのおかげにより、無事月緋からの罰ゲームを受けずに済んだ。
そのまま帰路につこうとしたが、案の定部員の過半数が私の帰りを遮り目を輝かせていた。
「ナギサ先輩!あの人、ナギサ先輩の知り合いですか!?」
「先輩ってあの人とどういう関係なんですか!」
「ぶっちゃけあの人、モデルなんですか?」
などなど。多種多言をぶちまけられ、質問の渦に巻き込まれている。
外ではベリアルが待っていてくれているので、待たせるわけにはいかなかったが、邪険に彼女たちを追い払うのも気が引けた。
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