「ナギサ先輩!次ですよ次!」 嬉しそうに寄ってきた部員に声をかけ得られて、無言のバトルは幕を閉じた。 はいはいと立ち上がると、呼びに来てくれた部員の熱い眼光をべリアルは独り占めしているのに気付いた。 「頑張ってきてくださいね!」 黒目を全く動かさず応援された。 べリアルはニヤニヤと笑い、私に「まっ情けねぇ姿見せてこい」と激励を送った。 全然嬉しくない。