「は?まぁ普通じゃない?」 自分でさすがにうまいとは言えない。キャプテンとしてのプライドもあるし中途半端な答えになってしまったが、べリアルはそれで満足だったようで 「へー普通ってことはうまくもなく下手でもねぇってことだよな?何もかもが中途半端なお前にぴったりだぜ」 「悪かったわね何のとりえもない人間で」 毒ガスを毒ガスで返し、私はふんぞり返った。 少し間を空けて座っている部員がちらちらこっちを見ている。 目線の先にはこの毒舌男が入っていることだろう。