「んじゃ、そろそろミーティング始めるから、部室に戻ってきてね」 「ほいほい」 月緋は踵を返し部室へ入って行った。私もそれに続く。 入室してみると、10人程度の女子が狭い部屋の中でひしめき合っておしゃべりをしていた。 私たちが入っていくと「おはよございまーす!」と威勢のいい挨拶が降り注いだ。 月緋は表情を緩めそれに対応し、私は欠伸をしながら会釈をした。 「部長!昨日はどうしたんですか?」 よく空回りをする部員が声を投げかけてきた。