次々と部員が集まり、やがて練習開始時間がやってきた。 「あらナギサ。今日は来てくれたのね」 にこにこと含みある笑顔で、月緋は素振りしている私に話しかける。 素振りをいったん止め、金属バットを肩に担ぐ。 「まぁね。来なかったらこの世からおさらばしそうだったから」 「来て正解よ。もし今日も来なかったら包丁持ってあなたの家へ押しがけに行くつもりだったわ」 この言葉に月緋は本気を込めていた。