「ずいぶんと日本語がぺらぺらね」 「俺は全ての国の言語を喋れるからな」 うそつけ!とつっこみたかったが、やめた。 英語すら理解できないくせにさらに難しいドイツ語やフランス語を喋れるというのはあり得ない。バカのくせして見栄を張って……… 「へー賢いのね」 英語のことを知らない月緋は感心したように眼を見張っている。 「それじゃあベリアルさんとお呼びしていいかしら?」 「駄目だ」 敬遠するようにベリアルが否定した。