レイは訓練場に足を運んだ。
ミルを含めた家臣達と騎士が既に待機していた。
「司令官!!準備万端です!!!」
家臣、騎士を見ると既に鎧を纏い、武器も腰にさしてある。
「それでは今から訓練を開始する!獣人は優れた武力を持っている。それに対抗出来るのは『スピード』だ。」
スピードがあれば、並大抵の攻撃が出来、防御も素早く出来る。
それを自分のものにしたら、かなり有利にはなるだろう。
「『スピード』を鍛えて貰うためにまずは、2人1組になれ。片方が剣を持ち、もう片方は避けまくれ。では、始めっ!!!」
レイは愛用の槍を上に振り上げた。
その途端に戦士達は訓練を始めた。


