「確かにそうだが、獣人も対策するとどちらも強化しなければならない。今は時間がない。どちらかに懸けるぞ。まず、獣人対策に力をかけたい者!!」



半分以上もの家臣が手をあげた。


「決まりだな…。では各部隊の配置についてだ。」


レイは自分の槍を持ち、地図を指し示した。


槍はヒュードとの国境をさしている。

「ここに専攻部隊だ。いいな?」

「はっ!了解しました。」

専攻部隊の長の家臣が返事をする。


専攻部隊はかなりのリスクがかかる。


一番命が消える部隊。


かなりの覚悟が必要となる。


しかし、専攻部隊に入る者はとっくにその覚悟を決めているのだ。