家臣達も続けて座った。

ミルはレイに一番近い席に座った。


「では、今から作戦会議を始める!!」


「「はっ!!」」


空気が張り詰める。


「我々は、ルーファと手を組んだ。私は負けるとは思っていないが、相手はヒュードだ。なめてかかってはだめだ。また、相手国もフェイルと同盟を組んでいる。特にフェイルは我々にとっては未知の世界と言っても過言ではない。」


ミルが手をあげた。


「なんだ?」


「フェイルは風系魔法を使います。しかし、私達は風系魔法はあまりなれてないと思うんで魔法の対策を強化すべきと思うのですが……。」


確かにそうだ。


しかし、獣人の対策もしなければならない。


魔法ばかり強化しても意味がない……。