ディルはレイの唇を塞いだ。


「……んっ!」


あまりに強引だったため声が漏れてしまった。


ディルは唇を離し、また耳元で囁く。


「以外と可愛い声出すんだな…。」


レイは顔が赤く染まった。



「ふざけるな…!今すぐ離れ………。」


ディルはレイの言葉も聞かず再び唇を塞ぐ。


「!!」


レイの口の中に、生暖かいディルの舌が入って来た。


ディルの舌がレイの舌に絡める度、ビクついた。

「ほぅ…、これくらいでビクつくとは…。槍騎士も弱いものだな。」


そう言って何度も口付けをした。


「……あっ……んっ…。」


ディルが舌で貪る度に息が漏れる。


離れようとも力が入らない。


逆に抜けていった。