顔を近付けてきた。


「…な、何の真似だっ?」


するとディルはレイの耳元で囁いた。


「…結婚した初夜だぞ?…何もしない訳ないだろう…。」


背筋にゾクッと寒気を感じ、身の危険を感じたレイは瞬時に距離をおいた。

近くにあった、愛用の槍を手に取り構えた。


「…早くこの部屋から出て行け!」


しかし、ディルはそのままレイに向かって歩いた。

レイは槍を振り上げ、ディルに攻撃した。


パシッ…!


ディルはレイの槍を受け止め、そのままレイの両手をつかんで壁に迫った。