式も終り、城に戻った。

レイは顔を赤く染めながら。


あれは長すぎる…!


息が全然出来なかった……。

ある意味死にかけたのも当然だ……。


「レイ様、お疲れ様でした。今夜はこちらにお泊まりください。」


レイは自国に戻りたかったが、外は暗くなっていた。


仕方ないとルーファで一夜を過ごすことにした。


「レイ!!よい式だったな!!!」


「父上!!父上のせいでこんなめに………。」


レイは怒りが込み上げてきて、段々拳に力が入る。


「まぁ、いいじゃないか!!父は幸せだった!!では私はもう寝るとしよう!じゃあな!」


セイス国王は身の危険を感じたのか、さっとまとめて、さっと去った。