‐槍騎士の姫‐



レイは自分の姿を鏡で見た。


こんな格好をするのは初めてだ…。


結婚か……。


望んでもないのに…。


コンコン…。


「…入るぞ。」


ディルの声だ。


次はどんな風にからかうのだろうか……。


「そろそろ、時間……だ……。」


彼の様子がおかしい。


私の方を見て目を見開いている。

なんだか気持ち悪い。


「な、なんだ…?」


「い、いやなんでもない。いくぞ。」


ディルは顔を赤らめながら言った。


レイは彼の反応がよく分からなかった。