「海、はいらないの??」

『・・・?誰ですか?』

ぱっと横をみると

さわやかなおにいさん?

「そこの店でバイトしてるんだー、
 これ、あげるよww」

ほっぺにあてた

オレンジジュースを差し出した。
『ありがと・・』

おにいさんわ、

あたしの横に腰を下ろした。

『バイト中でしょぉ?いいの?』

「今、休憩だからw」

『そっか・・・・』

なんだろ、この感じ・・・

いつものナンパ男なら、軽く話せるのに・・

なんで?何か違うの・・・??

「よく来るの?海。」

『この海わはじめて』

「そっか。」



こんなの今までになかった。

無言で、静かでも、心地いいなんて。

ゆっくりと時間が流れて・・・



「あ、やべっ休憩終わるし戻るわ!」

『え・・・あ、うん』

「また海おいでよ!いつもいるからw」

『うん・・・//』






ほんの10分隣にいただけなのに、

オレンジジュースのおにいさんわ

とてもいとしく思えた。