航一さんは苦しそうにもがいてからようやく飲み込めたらしく、涙目で涼一さんを睨む。
あっ…何か、その顔萌え。
って、何目線だ!私!!
航一さんが涼一さんに飛びかかる前に、私はお茶を差し出す。
「…真琴ちゃん。俺には真琴ちゃんしかいないよぉ。」
またもや泣きそうな顔で私の手を握りながら言われ私の萌えスイッチオン!
「はい!そばにいますから!」
笑顔で私がそう答えると、横から不機嫌なオーラが伝わってきた。
私は顔だけ横に向ける。
「涼一さん?まずいものでもありましたか?」
「…俺、もう戻る。ごちそうさん。旨かったよー」
「あっ…ちょ、涼一さん?」
弁当箱はほとんど空になっていた。

