それに彼女かと間違われたら、航一さんに迷惑だし…ってこれはいくらなんでも自意識過剰か。
「とくに理由はありません。」
「じゃあ隣に並んで歩こう。」
そう言って、私の手をつないだ。
…はい?
すいません、航一さん。
ついていけてない人がここにいます。
「ここなら良く見えるな。」
涼一さんの観戦場所を見つけた航一さん。
まだ手はつながれたまま。
「あ、あの!航一さん、手…」
「だって、真琴ちゃん迷子になりそうだし!」
ニヒッと笑顔を向けられれば思わず見とれて、流されてしまいそうになる。
「いや…その、これは色々と誤解が。」
「嫌なの?」

