グラウンドのあちこちから自分たちのクラスを応援する声が聞こえる。 それぞれの色の大旗が掲げられ、応援団が声を張り上げて頑張っている。 私達は保護者でいっぱいの観客席に立っている。 「……で、何で航兄がいんの?」 目の前には、ご立腹の涼一さん。 「真琴ちゃんが来たから?」 私の隣には、機嫌のいい航一さん。 何で疑問系?って、私? そう、今日は前に誘われてた涼一さんの学校の体育祭。 私が行く準備をしてたら、航一さんにどこ行くの?って聞かれて答えたら俺も行くって言うから連れて来た。