「何、その格好。」
雄一さんと似たようなことを言われ、やっぱり兄弟だな、なんて思って少し笑った。
「作業服です。」
「作業服?…なんだ、ただ誘ってんのかと思った。」
何を誘うの?
でも、そんなこと聞けるはずもないんだけど。
「まぁ、脱がしちゃえばどんな服でも関係ないんだけどね。」
“脱がす”その単語でようやく自分が危険な状況にいるのか薄々分かってきた。
「涼一さん、そろそろ離してもらえますか?」
「…やだ。」
涼一さんは大人っぽい面をもってる反面、甘えるかわいい面をもってるっていう、何とも器用な人。
さっきまで服を脱がすとか言ってたのに、離れるのやだって…かわいすぎます。

