ご主人様は誰っ?!




寝てるなんて気付かなかったな。
いつもは狼のような航一さんも、寝てるとか弱い羊みたい。




羊っていう表現は違うかな。
なんていうか、体系が華奢だから、守ってあげたくなる雰囲気を放ってるっていうか。
あ、でも意外と筋肉質だった気がする。



胸筋とか分厚かったし、腹筋も割れてたし…って、何で覚えてるのよ、私。




高校の制服のままの航一さんに起こさないよう、布団をかける。





ぐっ──
「…えっ?!」



瞬間、引っ張られた私の腕。
倒れた先は航一さんの腕の中。