ーうっわ…。超イケメン…
私は石になったように
身動きがとれなくなってしまった。
「ん? いいよ、これくらい」
そう優しく笑った笑みに
心臓が痛いくらい反応した。
そして彼は気づいたように
口を開いた。
「もしかして1年生?」
「えっ? あ、はいっ」
頭がぽーっとして
上手く話せない。
「名前は?」
「み、瑞希真琴です!」
「真琴ちゃんかぁー
あ、俺は3年の篠原春輝。
テニス部の部長なんだけど
テニスに興味ある?」
「は、はいっ!あります!
めちゃくちゃあります!」
テニスなんてしたことないけど
先輩はまたあの柔らかな笑みを浮かべた。

