目を上下左右に泳がせる私は挙動不審。ゆっくりと近づいてくるキレイな顔から逃げられない。 う、うそぉ! 私のファーストキスは篠原先輩がいいー! 鼻同士が軽く触れ、私はぎゅっと目をつぶる。 もぅ…ダメだ。 ーチュッ 「へっ?」 雄一さんの唇が振れたのは私のおでこ。 「何?もしかして期待した?」 フッと鼻で笑われ今度は怒りで顔を赤くする。 「し、してませんっ!失礼します。」 ドカドカと歩きドアを荒々しく閉める。 もう近づくの止めよう。 雄一さんは要注意人物だ。