私が考え事をしてたせいで 誰かとぶつかってしまった。 しりもちをついた腰をはたきながら 急いで立ち上がり謝る。 「ご、ごめんなさい!」 「いいよ、俺も悪いから顔上げて?」 優しい声色に恐る恐る顔を上げると 背の高いひとがズボンを 両手ではたいていた。 「あ、あの…すいませんでした」 もう一度謝ると その人は顔を上げ 目がバッチリと合った。