そう言った彼は

いかにも「悪」って感じの笑みを浮かべて


「お、お礼…ですか?」


お礼をしろと言った。


「そー。お礼」


お、お礼か……

そんな事言われても

今、お金も無いし

何も
出来ないしなー……


「お前、金高の生徒だよな?」

「へっ?」


何で、知ってる……


「あっ!!」


よく見ると目の前の彼は

私と同じ金高の

男子の制服を着ていた。


とゆー事は……


「もしかして……」

「そっ。そのもしかして(笑)」


そう言って彼は笑った。


えっ…ちょっと待って?


って事は……

この人も

金高の生徒なのーっ!?