宏樹side
「早まっちまったかなぁ」
オレは南と立花が出ていった後、後悔していた。
ヴ〜〜〜〜〜…
「!」
立花からのメールだった。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
今までありがとう。
直接お礼言いたいから
明日少しだけ時間ちょうだい。
朱莉を大事にしてね?
私の大事な親友なんだから!
梨架
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
立花に言われなくたって分かってる。
大事にしなきゃいけないのなんか当たり前。
だから、今度こそ、抱きしめたら放してやらない。
覚悟しとけよ、南。
読み終わってそう思っていた時だった。
扉が勢いよく開けられた。
ガラッ
「はぁはぁ…」
それはオレの大好きな人。
宏樹side END


