彼×友×私



…――翌日の昼休み。


「宏く――ん」


「あれ?南は?」


「朱莉に今日の昼休みの当番代わってって頼まれたの。だから今日の放課後もあたしが代わりに来るね」




もっと早く梨架に代わってもらえばよかった…。


私はもう森川くんの近くにいないほうがいい――


そう思って、今日のところは学校を早退をしようとカバンを持ち、玄関にきた。