「じゃーな」 ドキドキドキ… 森川くんのことは早く忘れるって決めたのに!! ドキドキしてどーすんのっっ そう思いながら首をぶんぶん振る。 「あれっ宏くん戻っちゃった?」 ビクッ 「あっ、うん!!」 「朱莉、あんまり男の子と話さないけど宏くんとなら意外と気が合いそーだね、いいことだ♪」 にっこり笑う梨架に胸を締め付けられた。 ――どうしよう。 森川くんへのドキドキが止まらない…