アタシが起きたとき、香夏子はまだ寝ていた。

アタシは香夏子が起きないようにそっとベッドから抜け出し、携帯を開いた。

着信2件とメールがきている・・・まず、メールを見た。舞と駿クンからだった。

(今出れない?)駿クン・・・

(麻奈美、大変!!すぐ裏の公園にきて!!)舞・・??

何だろう・・・?受信したのは夜7:00になっている・・・

今は11:00・・・もぅ何もないよね・・・?

アタシは舞に電話した。

「もしもし・・・?」

「あッ、舞?さっきのメイル何だったの?」

「寝てたのー?来てってゆったのに・・・」

「うん・・・気づかなくて、ごめん。」

「今もいるから来て?中堀先輩が・・・」

「え?駿クン??」

「まぁとにかく今すぐ来て!!」

「わかった。」

駿クンに何かあったのかなぁ・・・?ってか何で舞と一緒にいんの?ありえない!!

まぁ行けば解るし・・・・アタシは急いで公園に向かった。

「舞・・・??」

「あ、麻奈美遅い!!遅刻ぅ~」

「ごめん、ごめん・・・」

「ってかこんな暗い中で何してんの?」

「まぁ、まぁ・・・ちょっと待ってね。」

「うん。」

パァーーーーーーーーーーーーン

「え?!何???」

「麻奈美、今日はお疲れ様!!」

「え?舞??」

さっきの音はクラッカーの音だった。

そこには舞と寮のバスケ部の1・2年、駿クンと遼クンがいた。

「何?どーゆうこと?」

「今日、パーティーみたいにやろうって話してて、遼と先輩も来るって言うから~」

「アタシのために・・・?ありがとう・・・」

「麻奈美、今日はよく頑張ったじゃん!春香先輩いないで勝てたなんて奇跡だよ!」

「ありがとね・・・みんな・・・」

「余裕~☆麻奈美こそ今日は活躍したらしいじゃん!」

「駿クン・・・」

「そんな泣きそうになんなって!」