「ああ…忘れかけてた。真梨のその不思議の力ってのは、人を殺すことも出来るのか?」

「そんなことで聞きに来たのですか?人を殺すことなんか簡単に出来ますよ。なんなら土方さん、私に殺されてみますか?」

「いやいい。やめてくれ。真梨が言ったら冗談でも本気に聞こえる。」

土方は苦笑い。

土方さんなんでそんなこと聞くのだろう?ま、いっか。

「あれこれしていたらもう夕方です。私は夕餉の用意をしに行きます。」

真梨は長い廊下を歩いて行った。