この鍵?幼い頃、何故か手元にあった小さな鍵…どんなに手放しても気がつけばまた手元に戻ってくる…この鍵が?

「それと私は地上界に存在はしないけど…でもお姉ちゃんの中にはいつもいるから…。」

「どういう意味?」

「簡単に言ったら、お姉ちゃんが危険の身になった時、お姉ちゃんの体を借りるから。」

「そんなこと出来るの?」

「出来るよ。私はお姉ちゃんを守るから…。」

すると真梨の体が光に包まれた…。

「お姉ちゃん…最後に言うことがあるの!私は天才剣士!それと心の中で話しかけてくれたら返事ぐらい返すから…。」

「分かった…。」

「私は味方だから…だから…私にだけでも相談して…。」

分かった…。

真梨はそう思いながらまた意識を手放した…。