「ああ、真梨か。巡回は終わった。今稽古をしている。真梨はどうしたのか?」

相変わらずクールだね。
クールでも私は斎藤さんとは仲がいいと思ってる。
あ、皆ね、屯所の人達皆私のこと真梨って呼んでるんだ。此処に来てから約一週間経った頃、なぜか真梨ともっと仲良くなろう会で総司が提案したんだ。だから皆私のこと真梨って呼ぶことになったんだ。で私は下の名前で呼んでって言われた人には呼び捨てで呼んでいる。
例えば総司とか?

「えっと…私は掃除しようと思いまして。」

「そうか。では邪魔する訳にはいかぬ。失礼する。」

斎藤は外に出て行った。

「何処までもクールな方…。さ、掃除しよっと。」

真梨は雑巾を水に付け、絞って掃除し始めた。