今真梨がいる所はなにも無い真っ白な空間…。

「此処は…どう説明すべきかな?地上界と神の世界の空間って言えばいいかな?」

神の世界?間の空間?さっぱり分からない…。

「とにかく!時間が無いの!聞いて…私とお姉ちゃんは姉妹…双子なの。でも私は地上界には存在しない。」

「え…?じゃあ…真梨花さんは何者?…何ですか?」

「真梨花でいいよ。双子でしょ?何者って言われても…まあ必ずいつか分かる日がくるよ…。」

「真梨花が存在しないのならば…私は…どうなの?同じでしょ?」

真梨花が存在しないのならば…私もしないはず…。

「簡単に言うと私は、お姉ちゃんの欠けた部分の存在…だから、お姉ちゃんに無いものが私にあって、私に無いものがお姉ちゃんにある…。」

「じゃあ…私は何者?」

「それもいつか分かること…それを教えてくれるのは、お姉ちゃんが首にかけている鍵だよ。」