「ありがとう。」

平助は店の人にお礼を言うと店の人は微笑み、店の奥へ入っていった。

「食べてみて!」

平助に言われて一口食べてみると、

「どう?おいしい?」

「…おいしい。」

「良かった!」

平助はぱぁっと笑顔になり、自分の団子を食べ始めた。

平助幸せそうだなぁ。自分の目の前で幸せそうに食べる人を見たの凄い久しぶりだ。
しかも此処の団子は本当においしい。
団子食べたの初めてだし。

真梨は平助の顔を見ながら残りの団子を食べた。

―数分後―

「ごちそうさまー!」

「ごちそうさまでした。」

真梨は平助と店を出た。

散歩を再開して丁度、橋の上に通りかかった時、数メートル前にどこかで見たことのある顔の男の人が歩いていた。