今は昼過ぎ。屯所内の探検は終わり、今日非番である平助と町に散歩しに出かけていた。

町にはいろんな店があった。
茶屋や髪飾りの店など元にいた自分の世界と当たり前だが全然違っていた。
ビルとかコンクリート系がなくて改めてタイムスリップしたんだなと実感した真梨であった。

「真梨、疲れてない?大丈夫?」

「大丈夫です。」

「そっか。あ!ちょっとあそこの茶屋に寄ろう!」

平助の提案で茶屋により、団子2本を平助は頼んだ。

「此処の団子はおいしいよ!前に総司に無理やり此処に連れて行かされたんだ。しぶしぶ此処の団子を食べたらもの凄くおいしかったんだ!」

その時のおいしさが忘れられないといった顔で話す平助。

丁度店の人が団子を2本持ってきた。