「体調はどうだ?そんなところにいると風邪引くぞ。」

土方は言いながら真梨の隣に座った。
真梨は顔を背けた。

「………。」

「さっきまで独り言を言ってたのに、人がいると喋れなくなるのか?」

聞いてたの?いつから?

「なぜ人前だと話さないんだ?」

「………。」

「無理には言わない。」

土方は珍しく優しかった。

「関係しているのか分かんねぇけど、俺は夢を見たんだ。
夢では、お前がうずくまって泣いていた。知らねぇ奴からお前を助けてって言われた。今日を合わせて7日間。」

真梨は驚いて土方の方へ向いた。
私を?真梨花かな?