「あ、いるかいないかは別として……好きな人がいたらちゃんと好きだって伝えるべきだよ。」

「どうしたの?急に。」

今日の優は変だ。

「僕は好きな子がいるんだ。その子は昔は無口だったが今はとてつもなく喋る。意外と毒舌で土方さんの句集を読んで悪戯をしたり…。」

「…優……。」

「僕は真梨が好きだ。」

優は真っ直ぐ真梨の目を見た。真梨は少し考えると、

「ねぇこのままずっと普通のパートナーとして一緒にいるか恋愛が入ったパートナーとして一緒に過ごすかどちらがいい?」