時には喧嘩したけど最初に謝るのは総司だったね。甘味が大好き過ぎて困ったけど一緒にいて楽しかった。

《真梨…ほら起きろよ…。いつまで寝てるんよ。》

優の声が聞こえる。

《真梨。》

土方さん達が私を呼んでる。
私はその声を頼りに暗い闇の中を歩いた。



「う…………ん。」

私は目を開けた。最初に目に入ったのは優だった。

「真梨!!!」

優の目にはうっすらと涙がにじんでいる。

「なんで…………私……。」