真梨は泣きながら、

「…なんで…なんでよ!一緒に生きるって約束したじゃない!どうして…。」

「ごめんな……でもな…僕達はまたいつか出会えるんだ。次の人生を歩む時は刀が無い愛情のある平和な日本で会えたらいいね。皆でまた笑いあってさ……過ごして…。だからまた会おう。皆で……。」

「うぅ…。」

泣き過ぎて嗚咽が止まらない。
「もう…泣かない。笑って?僕の為に……。」

真梨は無理に笑った。涙で上手く笑えない。

「最後に一つだけ…。この時代に来る前から僕は…真梨の………こ……とが………。」

話はそこで途切れた。
結界はゆっくりと薄れていった。
真梨は優に近づくともう息はしていなかった。