真梨はフラフラと下へ降りて、怪我人の所へ向かった。 「真梨!」 隊士達が真梨を呼んだが真梨は気付かずそのまま素通りした。 「真梨?」 なんか様子がおかしいと思った隊士は土方のところへ行った。真梨はそんなことも知らず怪我人の1人に、 「怪我…痛い?」 「う……痛い。助け…て…。」 真梨は何を思ったのか、胸に手を当て、 「お願い。怪我した人達の傷を治して……。」 すると、何処からか桜が舞い落ちてきた。 「桜?」