6月5日―朝。

屯所内では痛々しい悲鳴が聞こえていた。
悲鳴が聞こえてるっていうのに真梨と優は縁側でクールに……いや、なにも聞こえてないかのように優雅に熱いお茶を飲んでいた。

「6月5日だね…優。今夜忙しくなるね。」

「…あ~今日か。本当だね。悲鳴が激しくなってるからもう結果が出る頃じゃない?」

2人は空を見ながら話していた。

―数時間後―