真梨は眼帯を外し懐に入れた。そして鍵を握り目を瞑って、何かを唱え始めた。

「さ、僕も結界作らなあかんな。」

真梨と同じように鍵を握り、空いている手を前に出し目を瞑った。
心の中で結界のイメージをすると、少し白色の透けた壁が優を囲んだ。
その瞬間、真梨の攻撃が優の結界にぶち当たった。
真梨の力はハンパない程強く、少しでも油断したらすぐに壊れそうなほどだ。

そう思ってると、真梨は水も加えてきた。水圧が凄く強い。
雷・風・水…3種類の攻撃を出してるのに真梨の顔は余裕だ。