この時代に来てから多分一週間だと思う。
だいぶん生活も慣れた。
たった今、朝の稽古が終わったところだ。今からなんにもすることはない。
今日は非番だからなぁ…。

一ノ宮はこの時代に来た日、竹刀で手合わせしたところ一番隊に入った。
一ノ宮の見た目が女の子らしい為、皆驚いていた。

丁度土方の部屋の近くを通ろうとしたら土方の部屋から真梨が出て来た。

「あ…優どうしたの?」

真梨は優に気が付いた。

「朝の稽古が終わったし今日は非番だしなにしようか考えてるんや。」