「嘘…。」

「坂……桜?」

真梨を呼ぶ声はとても懐かしく感じた。

「一ノ宮さん…。」

そこにいたのはこの時代にはいないはずの人だった。

「え?真梨の知ってる人?」

「知っているもなにも私の時代にいた人です。」

「へぇ~~。」

沖田は座っている彼に手を差し伸べて、

「新撰組一番隊組長沖田総司といいます♪名前はなんです?」

一ノ宮はその手を取り立ち上がった。

「僕は一ノ宮優といいます。」