「航癸、大好きっ」 あたしはそう言って抱きついた。 「えっ…ちょっ」 ちょっと顔をあげて航癸を見ると頬がちょっぴり赤くなっていた。 「照れてるの?」 「はぁ!?…違うし」 あたしが笑顔を向けると頬の色が一層赤くなっているように見えた。