私は、後ろに振り向きしゃべったことのないよっちゃんに
「いや、なんにもないからごめん」
そう言って前を向いた
そしたら後ろから
「そっか…」
と、小さな声が聞こえてきた。
ふー…あまりああゆう系の男は苦手だ、ブツブツ言わずに終わってよかった。
ふと小夏に目線をうつすとたた黙ってキョトンとしていた
「あ、小夏ごめん」
私は思わず大きな声で言ってしまったことを小夏に謝った
「うっううんっ!全然いいよっ」
小夏は顔の前で手を振りながら否定した
「そっか、よかった」
「うんっ、私そろそろ席戻るね」
そう言って小夏は席を立った。私はコクッと頷いただけであえてなにも言わなかった。
私は元々口数か少ないからあまりしゃべる気分じゃなかったからだ。
それからしばらくすると教室のドアが開いて担任の水口が入ってきた。
いつもどおりHRが終わってチャイムが鳴るとそれぞれが中の良い子の所へ行って話しだす。
…。私はいっつもただ一人で机に肘をついてボーッとしている
決して一人が好きな訳でもないけど、嫌いな訳でもない。
だから、今のままで良い。