奈莉が靴箱で上履きに履き替えていると
「おはよーっ」
ん?
誰かが後ろから私の肩に手を置いて挨拶してくきた。
パッと振り返ると親友の美夜だった。
「あ、美夜じゃん今日は早いんだ」
美夜はクラスで有名な位の遅刻魔。
だから私はそう言った。
「失礼な言い方しなーい!今日は早く起きれただけ、一緒に教室行こっ」

「うん」

私は一言返事をして美夜と一緒に教室へ向かった。
私の態度は周りからしたら冷めてるのかもしれない。
だから友達はあまりいない。でも、美夜は小学生の時からずっと仲が良くって私の態度が冷めてるんじゃなくて、こういう性格なんだって事を理解してくれている。
だから美夜とはずっと親友でいる。
でも美夜は私とは正反対の性格でとってもラフでサバサバしている。
顔も普通に美人だし普通にモテる。
でも、それに比べて私は顔は悪くは無いと思うけど、こんな性格だし
モテるモテない所か告られた事すら無い。
周りからしてみたらなんであの二人が仲良いんだろ…って思うのが普通だと思う。