「はぁ・・・そんなことしなくたっていいのに・・・」



「いつも萌香お嬢様がお世話になっていらっしゃいますから
そのお礼じゃありませんか?麗華様にかわいい服を
持って行きましたよ?」


「はぁ!?なんで止めなかったのよ!それより・・・
朝の目覚ましでパパに伝えといてくれたの?」


「左様、私は伝えといておきましたが・・・
叱ったのではないでしょうか?
愛する萌香お嬢様の為に」


「私のこと愛してるように見えないけど・・・
ま、まあ叱っといてくれたならいいけど」


「萌香お嬢様、ケーキはいかがですか?」


「ん―、誰かからのもらいもの?」


「はい、草木財閥のお父様からでございます」


麗華のお父さんまでこんなことしなくたっていいのに・・・


むしろ、お菓子とかケ―キたくさんあるから


あんまりいらないんだけどなぁ・・・


でもこんなこといったら一生くれなくなるよね・・・


まぁ、こんなことは思わないようにしよう!


「あら?萌香、ずいぶんとはやいのね。授業終わるの」


「あ!萌香お姉ちゃんだ―――――!」


「あ、由香ちゃん!大きくなったね」


「おばあ様、由香ちゃん何年生なったのですか?」


これぐらいの身長だと1年か2年生に見えるけど・・・


「そうねぇ・・・小3かしらね?ねぇ?由香」


「ううん、小4だよ!萌香お姉ちゃん!」


あらら!意外だったよ!小4ぐらいだったらもっと大きいかと思ってたけど・・・