そんなのないよね。


「さてとっ。帰りますかっ。」


あたしが居た場所から家まで10分で帰れる。








――――ガチャッ


「ただいま――」


「おかえりなさいませ!萌香お嬢様!」


「うん。部屋着持ってきてほしいんだけど」


「かしこまりました」


リビングの豪華で大きいソファに座る。


大きなテレビからはあたしが好きな音楽関係のテレビがやっていた。


「今日は誰が出てくるのかな?」


楽しみにしていたが、先週出ていた人たちだった。


「な――んだ、同じ人じゃん」


楽しみにしてたんだけどなぁ・・・


違う人が出てこないならしょうがないか


持ってきてくれた部屋着に着替え、パソコンを開く。


可愛い服がないか探してみたが・・・見当たらない。


「なんか今日、あたしの運悪いのかな?」


可愛い服がないからパソコンを閉じた。


「萌香お嬢様、麗華お嬢様がみえましたよ」


「今行く―――――!」


早足で玄関へと向かう。