美加、時空を越えて

光と美加の出会いは病院だった。
美加は『時空の扉』を抜ける為に、トレーニングをしていた。
その時足を複雑骨折してしまい運び込まれた、病院での担当医師が、光だった。
2700年は 人々は 興味のある仕事につくチャンスがいくらでもあった。
殆どの仕事は、頭にヘッドホンをかぶせ、特殊な電波を脳波に送ることによって、専門知識を身につける事が可能だった。
光は、他の人々が色々な職業に、携わっている間、ずっと医師だった。
その為、外科医としても内科医としても、日本においては右に出る者がいなかった。
自己治癒力が高まった為、病院を訪れる人はごく僅かだった。
光にしても、1ヶ月の内、1~2回しか、病院での仕事はなかった。
殆どを自宅で子供達と過ごすか、バカンスを楽しんでいた。
ある日美加が病院に運ばれた時、たまたま光がいて 治療を施した。